銀行からのお金の借り方
銀行が融資する商品には、目的や用途が決まってる目的ローン、使途が決まっていない・購入物が決定しているフリーローンの2つがあります。
目的ローンには住宅ローン、カーローン、ブライダルローン、事業者ローンなどがあり、住宅の購入・改築・増築などに利用を決めているのなら住宅ローン、自動車の購入に利用を決めているならカーローンといったように使用する目的で貸付してくれるローンを選びます。目的ローンの特徴は、金利が低いことと、使用する目的が決められているという点です。
フリーローンには無担保ローンや有担保ローンがあり、カードで借りられるカードローンなどもあります。大口融資を希望するのなら無担保・有担保ローン、小口融資を希望するのならカードローンを選びます。フリーローンやカードローンの特徴は、使途自由な点と、決められた限度額の範囲内であればお金の出し入れが自由にできるという点です。
主な都市銀行
銀行名 | グループ | 銀行コード | 本店所在地 | 店舗数 |
---|---|---|---|---|
みずほ銀行 | みずほフィナンシャルグループ | 0001 | 東京都千代田区 | 459 |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 0005 | 東京都千代田区 | 818 |
三井住友銀行 | 三井住友フィナンシャルグループ | 0009 | 東京都千代田区 | 679 |
※店舗数は2012年3月末時点。日本国外の店舗を含む。
銀行カードローンの借り方
銀行のカードローンのお金の借り方についてはいくつかの方法があります。
例えば、大半の方々が銀行からのお金を借りるのに利用しているのが銀行カードローンなのですが、これは消費者金融が提供しているキャッシングとほぼ同じタイプの商品になります。銀行のカードローンと消費者金融のキャッシングの細かい違いを言うとキリがないのでここでは省略しますが、大雑把にお金を借りるということでは同じであるという点だけ理解していてください。
銀行のカードローンは、原則として保証人が必要なく、無担保で利用でき、WEBから身分証明書の提示のみで契約ができます。300万円未満の契約なら収入証明書の提示も必要ありません。
使途の限定はなく、少額単位での借り入れができ、利用限度額の範囲でなら何度でも繰り返し利用することができるので銀行カードローンは生活上の資金として活躍してくれます。
申込み方法は至って簡単です。銀行カードローンの申し込みは営業時間内に銀行の窓口でも可能なのですが、最近はインターネットでWEBからの申し込みが主流となっています。銀行の公式ホームページからカードローンの申込みページで必要項目を記入して送信します。すると最短30分くらいで審査の結果が届きます。審査に通過できたら身分証明書を専用のアプリやFAXなどで提出して契約をすすめていきます。
原則として銀行口座を保有することが条件となっていたりもしますが、カードローンの申込みと同時に口座の開設の申込みをすることもできます。
大口の融資を必要とする場合、無担保・有担保ローンもネット上での申し込みを可能としている銀行がありますが、原則として融資窓口の融資担当者に相談しに行くことになります。カードローンは特に決まった目的があるわけではない生活資金などでの利用者が多いですが、高額枠のローンは購入物が決定している場合に利用します。
銀行のカードローンで借りたお金は住宅購入や自動車購入に充てても構いませんが、目的別ローンとは金利が違うのでお得さを踏まえてよく検討しましょう。カードローンのように限度額の範囲で繰り返し利用するタイプではなく、目的別ローンは借りたら後は返済のみをしていきます。再度借り入れをしたいと思ったら申込みをもう一度しなくてはいけません。
目的別ローンの借り方
目的別ローンの場合は、まず使途目的の業者に見積りを出してもらって、その見積書を持って銀行へ融資の相談をしに行くことになります。
銀行の主な目的別ローンの種類
- 住宅ローン
- リフォームローン
- 教育ローン
- マイカーローン
例えばカーローン(Car Loan)の利用を検討しているのなら、ディーラーなど販売店に見積り書を作成してもらい、それを銀行に持って行き窓口で申込みます。頭金をいくら用意できるのかも含めて融資希望額を相談しましょう。これは住宅ローンやブライダルローンなど他の目的別ローンでも同じです。
多少の難点を挙げるとすれば、銀行の営業時間内に窓口へ出向かなければならないので、公務員やサラリーマンなどといった平日に仕事をしている方は有給休暇などの休みを取って銀行へ行かなければならないことです。
それでも目的ローンの場合は、使途自由でただお金を借りるだけのカードローンとは異なり、低金利で利用できたり、その他いろいろ優遇されていたりもしますので、時間を割いてでも銀行へ行く価値は十分にあると思います。
銀行のお金の借り方まとめ
まずは、どのような目的でどのくらいの金額のお金を借りるのかを考えなくてはいけません。それによって申し込むべき商品が異なり、お金の借り方も変わってきます。
また、借り入れ先の銀行も、都市銀行がいいのか、あるいは地方銀行がいいのか、融資額、金利、審査基準なども含めて比較検討していく必要があります。
より便利に、且つ、無駄のない借り入れができるようにしっかりと考えるようにしていきましょう。
もしも銀行でのお金の借り方に失敗してしまったら
銀行からのお金の借り方を実践してみて、もしも、融資を受けることに失敗してしまったら次の手を講じなければなりません。
例えば、他の銀行に借り入れの相談に行く、郵便局・ゆうちょ銀行に相談に行く(郵便局・ゆうちょ銀行については郵便局からのお金の借り方を参照)、銀行と比べて借り入れ条件等が若干劣りますが、個人の方は、消費者金融(アコムのお金の借り方を参照)、事業者の場合には商工ローンに相談に行く等々と言った解決方法があります。
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